はじめに、私の主観ではありますが実際に英語を指導してきた中で感じたのは、
英語の発音に関していうと、耳からのみで習得できるのは小学校1年生頃までということです。
今まであまり英語に触れてこなかった場合、小学校2年生頃になると英語の歌を聞いたり動画を観たりするだけでは英語らしい発音を習得するのが難しくなってしまうようです。
これはあくまでも私の予想ですが、原因は小学校1年生から始まるカタカナの学習にあるのではないかと考えています。
カタカナの学習では英語でも使う言葉にカタカナを当てはめた練習が多いので、その言葉にカタカナの枠がついてしまいます。例えば「banana=バナナ」「ice cream=アイスクリーム」と覚えてしまうと、それらの単語には日本語の音がついてしまいますよね。
そのため、
小学校2年生以降に英語学習を始める場合には、インプットの難易度は幼児期におすすめしたような易しいところから始めつつも、フォニックスの学習も同時に始めていくことがおすすめです。
フォニックスは本来、英語を読むためのルールを学ぶ方法ですが、発音を習得する手助けにもなります。幼児編や今回の小学生編でもご紹介したように、DVDやYouTube、絵本、ワークブックなどを積極的に活用してフォニックスの学習をしていきましょう。
また、小学校高学年頃になると、段々と英会話を感覚で覚えていくのが難しくなってきます。
その反面、論理的に考える力が発達してきていますので、会話などを順序立てて学習できる海外出版のコースブック、スクールブックの活用がおすすめです。