何から始める?元英会話講師おすすめ”効果的な英語学習法”【小学生編】

  • 2019/11/07
  • 藤 ひつじ
前回の【幼児編】では、英語を始める前の心構えと、0~3才、3~6才それぞれの時期に効果的な英語学習法をご紹介しました。 今回の【小学生編】では、6~9才、9~12才それぞれの時期に効果的な学習法と、英語学習を途中から始めた場合のアドバイスをご紹介していきます。

1.効果的な年齢別学習法【6~9才(小1~小3)】

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全身を使って英語を楽しむ

6才までの間に十分英語の音に親しんできたので、次は全身を使って英語を楽しんでいきます。
今まではナーサリーライムを手遊びで楽しんできましたが、この時期からは全身を使って踊ったり、曲に合わせて行うゲームをしたりしながら英語を楽しみましょう。

また、この時期にはTPRと呼ばれる全身を使った動作もおすすめです。
例えば、「Walk!」と言われたら子どもは実際に歩き始め、「Stop!」と言われたら動きをやめます。
ナーサリーライムの踊りやTPRの動きを紹介している本(CD付)やDVDがありますので、CDを聞いたりDVDを観たりしながら踊ると良いですね。

英語のテレビ番組を観る

この時期には、英語のテレビ番組を観ることもおすすめです。
例えば、NHKの子ども向け英語番組はもちろん、NHKやBSのDlifeなどは音声を切り替えれば英語でアニメを楽しむことができますよ。
英語のテレビ番組ではABCソングは歌っても、フォニックスソングは歌わないことがほとんどですので、幼児から聞いているフォニックスソングも聞き続けてくださいね。

また、YouTubeで「kids science」などと検索すれば、外国の方が楽しい実験を紹介しているチャンネルが見つかりますので、材料や道具を準備して英語で説明を聞きながら実験をすることもおすすめです。

語彙を増やす

日本語でも知っている単語がどんどん増えていきますので、語彙を楽しく増やしていくことがおすすめです。 ここでの語彙とは絵を見て英語を言えることが目標です。 サイトワードやボキャブラリーが学べるDVDやYouTubeチャンネルも、日本語を使用していないものを選びどんどん活用しましょう。
また、絵辞典にあたるピクチャーディクショナリーもおすすめですよ。海外で出版されているもので、CD付きがベストです。

ライティングを始める

小学生になると本格的にひらがなや漢字の練習が始まってきますので、この時期に合わせてライティングの学習を始めるのも効果的です。 例えば、1年生の時期にはなぞり書きをして、改めて運筆の練習をしっかり取り組むことがおすすめです。
海外で出版されている「Tracing」を使うと、英語で説明が書かれているプリントに慣れることができますよ。また、なぞり書きは日本語のひらがなや漢字の練習のサポートにもなります。

2年生以降は、大文字や小文字の練習を始めていきましょう。 文字をぎっしり練習するようなものではなく、絵が描かれていて楽しい雰囲気のもの、そして大きな文字で書けるものがおすすめです。
「Preschool」「Pre-K」「Kindergarten」向けのワークブックを選ぶと良いですよ。

絵本の読み聞かせ

幼児期から始めた絵本の読み聞かせも続けていきましょう。 少し英文が長めの物語もおすすめですよ。

2.効果的な年齢別学習法【9~12才(小4~小6)】

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英語で海外アニメや映画を観る

この時期にも引き続き海外アニメを観ることがおすすめです。 ディズニー映画などを英語で観ても良いですね。

フォニックスを本格的に始める

英語の発音ルールであるフォニックスも本格的に学習していきましょう。 フォニックスが学習できるワークブック(CDやDVD付)を活用したり、YouTubeで「phonics song」と検索したりしてフォニックスの動画を観ることもおすすめですよ。
また、フォニックスを学びながら遊べるカードゲームもありますので、フォニックス学習と並行して利用しても良いでしょう。

ゲームで語彙を増やす

英単語のカードゲームやツイスターゲームなど、おうちでできる英語ゲームがありますので一緒に遊びましょう。兄弟姉妹やお友達と一緒に遊べるとなお楽しいですね。
また、この時期にも引き続きピクチャーディクショナリーは使用していきます。

英語のワークブックで学習する

この時期から、英語のワークブックで学習することもおすすめです。
アルファベットや英単語だけではなく、色や形、時間や数なども学習することができるワークブックを選びましょう。
「Preschool」「Pre-K」「Kindergarten」「First Grade」あたりを順番に取り組むことがおすすめですよ。

絵本を自分で読む

いよいよ自分で英語の絵本を読むことに挑戦してみましょう。 読み聞かせに使っていたサイトワードやフォニックスの絵本、ペーパーバックの絵本セットなどを利用して、とにかくたくさんの絵本を読みましょう。
いきなり読もうとするとなかなか読めずに英語嫌いになってしまうこともありますので、CDを聞きながら自分で絵本を開き、一人で絵本を見てみるところから始めてくださいね。 そのため、この時期読む絵本はCD付のものが必須です。

アウトプットの機会を作る

この時期になると、相手の言っていることが聞き取れたり、言いたいことを英語にしたりする力がある程度ついてきています。
そのため、英会話教室に通ったり、オンライン英会話を利用したりして、英語を話す機会を積極的に作っていきましょう。

3.途中から始めた場合はどうする?

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途中から始めた場合ですが、今回ご紹介しているのは日本語学習よりもワンテンポ遅らせているので、時期別の通りに英語学習を始めても問題ありません。 ただし、小学4年生以降から英語学習を始める場合は英語のインプット量が足りていないので、発音の学習に力を入れましょう。
9~12才(小4~6)のところでご紹介した、フォニックスを学べるワークブック(CDやDVD付)を積極的に活用して学習することがおすすめです。

また、小学4年生頃には英会話を体で覚える!というのが難しくなってくる時期です。その反面、論理的に考える力が発達してきていますので、会話などを順序立てて学習できる海外出版のコースブック、スクールブックを使用すると良いでしょう。

4.まとめ

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さて、今回は、6~9才、9~12才それぞれの時期に効果的な学習法と、英語学習を途中から始めた場合のアドバイスをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。 子どもの発達スピードは個人差がありますので、日本語の習得がおろそかになるリスクを避けられるように、あえてワンテンポ遅らせた学習時期をご紹介してきました。

ただし、お子さんの発達や日本語の習得状況を常に観察して今の状況に合った学習を進めていけること、そしてあくまでも「日本語>英語」のバランスを保つ前提であれば、3才よりも早い時期から英語教育を始めても良いでしょう。
お子さんの発達に合わせて英語教育を進めるのが可能であれば、本来は1才頃を目安に始められると、早い時期から土台ができるため、英語学習の効果が出やすく、また英語を早く習得できるようになります。

それが難しそうであれば効果的どころか逆効果となってしまう場合がありますので、やはり無理に英語教育を始める必要はないでしょう。 英語教育に最も効果的な1才頃から始めたい場合は、英会話教室に通うなどプロにお任せし、アドバイスをもらえる状況で英語教育を進めることがおすすめですよ。

英語が話せるとよりたくさんの文化を楽しむことができ、よりたくさんの人々とコミュニケーションを楽しむことができます。
「生まれてきたこの世界でたくさんの素晴らしい経験をしてほしい。」 子どもにより多くの素敵な経験をプレゼントしてあげられるのが英語教育です。 ぜひ、無理のない範囲で始めてみてくださいね。
〔参考〕
・斉藤淳『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語-わが子の語学力のために親ができること全て!-』ダイヤモンド社, 2017年
・沢井竜太『LDK特別特集 こども英語完全ガイド』晋遊舎, 2016年

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何から始める?元英会話講師おすすめ”効果的な英語学習法”【小学生編】

6~9才、9~12才それぞれの時期に効果的な学習法と、英語学習を途中から始めた場合のアドバイスをご紹介していきます。

何から始める?元英会話講師おすすめ”効果的な英語学習法”【幼児編】

バイリンガル育児や英語教育関連の本を読み漁ってきた知識と、2才~高校生までの子どもたちに英語を指導してきた経験から結論を出した、効果的な英語の学習法をご紹介していきます。
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