グローバル教育に強い高校で英語を学びたい!|おすすめ校9選

グローバル教育に強い高校で英語を学びたい!|おすすめ校9選
グローバル教育に強い高校で英語を学びたい!|おすすめ校9選
  • 「英語をしっかり勉強できる高校に進学したいけど、『グローバル教育』ってどんなもの?」
  • 「普通の英語教育とどう違うの?」
  • 「どんな高校を受験したらいいの?」

高校進学に向けて志望校を探す際、こんな疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。

グローバル教育とは、「世界規模・地球規模で世の中を捉えるための教育」のことで、読む・書く・聞く・話す技術を学ぶ通常の英語教育よりもさらに一歩進んだ国際的な学習をします。

グローバル教育に力を入れている高校は数多くありますが、単純に「英語が話せるようになりたい」といった動機で受験・入学すると授業についていけなくなる可能性があるので、志望校選びは慎重に選ぶことが重要です。

本記事では、高校のグローバル教育について知りたい人に向けて、次の内容を解説します。

・グローバル教育とは
・グローバル教育に力を入れている高校の授業内容
・グローバル教育が学べる高校9選

自分がグローバル教育を実施している高校に入るべきか、どんな学校を受験すべきかわからないという方は、ぜひ最後までご覧ください。


1.グローバル教育とは?

グローバル教育に強い高校で英語を学びたい!|おすすめ校9選

グローバル教育とは、ひと言で言うと「世界規模・地球規模で世の中を捉えるための教育」のことを指しますが、定義を聞いただけではイメージが湧きづらいのではないでしょうか。
そこでここでは
・グローバル教育と普通の英語教育との違い
・将来こんな道に進みたい人におすすめ
の2つについて解説します。


グローバル教育と普通の英語教育との違い

通常の英語教育とグローバル教育の最大の違いは、目的が「言語習得」だけではないという点です。
次の表を見て、両者の教育の目的を比較してみましょう。
英語教育の目的 グローバル教育の目的
週6~7時限
(読む・書く・話す・聞く)
週6~7時限
(読む・書く・話す・聞く)

世界規模で物事を考える力を養う

「世界規模で物事を考える力を養う」というのは、グローバル教育の本質と言っても過言ではありません。 日本と世界の伝統・文化について学び、習得した言語力を活かして世界に通用する人材を育てるのがグローバル教育の目的です。
グローバル教育とは、「世界中の人々と国境を超えて関われるようになるための教育」と考えると良いでしょう。



 将来こんな道に進みたい人におすすめ

グローバル教育は、将来「こんな道に進みたい!」という人におすすめです。
・海外の企業で働きたい
・海外進出をしている日本の企業で働きたい(大手商社・自動車メーカーなど)
・世界的な社会問題を解決したい(平和・貧困・環境など)
反対に、次のような職業に将来就きたいと考えている場合は、必ずしもグローバル教育を受けなければならないわけではありません。
・通訳
・キャビンアテンダント
・英語の先生
上記の職業においては、「グローバルな視点」以上に「語学力の高さが」重視されるので、通常の「読む・書く・聞く・話す」の英語教育に力を入れている高校を選ぶのも一つの方法です。

グローバル教育についてもっと深く知りたい場合は、グローバル教育を受ける意味やメリット・デメリットについてまとめた グローバル教育を受ける意味とは?メリット・デメリットを比較を参考にしてください。




2.グローバル教育に力を入れている高校の授業内容

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グローバル教育に力を入れている高校では、通常の授業に加えて、次のような支援プログラムがあります。

グローバル教育支援プログラムの一例

・平和学習
日本と世界各国の歴史を座学やフィールドワークで学習
・語学研修
国内・国外の研修施設に数泊
・留学(アメリカ・カナダ・オーストラリアなど)
短期:2ヶ月程度
中期:5ヶ月程度
長期:一年程度
「海外に直接足を運べる機会が豊富」という点が、普通の高校との最も大きな違いだと言えるでしょう。


中高一貫校は高校から入っても授業についていける?

グローバル教育を実施している高校は、中高一貫の私立校であることが多いですが、必ずしも「高校から入学したせいで内部進学生から3年分遅れをとってしまう」というわけではありません。

なぜなら、中高一貫校のグローバル教育のプログラムは
・中学1~2年生
⇒日本についての理解を深める
・中学3年~高校一年生
⇒英語力基礎を固める・海外についての理解を深める
・高校ニ年~三年
⇒本格的な英語力のアップ・現地の文化に触れる

といった流れが一般的で、本格的な学習は高校から始まる傾向にあるためです。

それでも「授業についていけるか不安…」という場合は、高校から編入した生徒が実際にどんな風に授業を受けているのか説明会で質問・相談してみたり、どうしても不安な場合は中高一貫でない高校を選ぶのもひとつの方法です。



グローバル教育に力を入れている高校はどうやって見つけるの?

グローバル教育に力を入れている高校には、次のような特徴があります。
・グローバル教育専用のコースがある
・「スーパーグローバルハイスクール指定校(SGH)」に指定された実績がある
スーパーグローバルハイスクール(SGH)指定校とは?

文部科学省が「国際的に活躍できる人材育成を重点的に行う高等学校」を指定する制度のこと。
国際的な社会問題などを
・グループワーク
・ディスカッション
・論文
・プロジェクト型学習
といった形態で実施している高校が一般的。
「過去SGHに指定された実績がある」というのは、その学校がグローバル教育に力を入れている一つの指標になります。

SGH指定実績のある全国の高校を知りたい場合は、筑波大学附属学校教育局が運営するWebサイト「スーパーグローバルハイスクール」が便利です




3.グローバル教育が学べる高校9選

グローバル教育に強い高校で英語を学びたい!|おすすめ校9選

ここからは、グローバル教育に力を入れている首都圏の高校を次の順に紹介します。
1.男子校
2.女子校
3.共学
ぜひ学校選びの参考にしてみてくださいね。

【男子校】グローバル教育に力を入れている高校一覧
学校名 海城高等学校 佼成学園高等学校 聖学院高等学校
所在地 東京都新宿区 東京都杉並区 東京都北区
教育内容の特徴 1・2年の夏休みに海外の大学で短期留学を実施。
現地の同世代の学生や家族と交流
2021年より「グローバルコース」を設置。
グローバルリーダーの育成を目指した海外研修や留学プログラムが充実
ネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業を行う「英語SS コース」を設置。
英語でプレゼンテーション・新聞の読解・エッセイ練習などを行う
SGH指定実績 無し 無し 無し


【女子校】グローバル教育に力を入れている高校一覧
学校名 佼成学園女子高等学校 英理女子学院高等学校 昭和女子大学附属高等学校
所在地 東京都世田谷区 神奈川県横浜市 東京都世田谷区
教育内容の特徴 上智大学・青山大学などと連携し、国際的な社会問題について考える講義やワークショップを実施
「話す英語」に強く、英語発表のプレゼン大会で優勝実績あり
コロナ禍でも英語学習ができる「オンライン留学」や、ネイティブ教員と気軽に会話ができる「イングリッシュラウンジ」など、独自のグローバル教育を実施する 英語の授業を週7時間設ける「グローバル留学コース」あり
発音チェックや発表型の授業が充実
SGH指定実績 有り 無し 有り


【共学】グローバル教育に力を入れている中学校一覧
学校名 実践学園高等学校 青山学院高等部 横浜国際高等学校
所在地 東京都中野区 東京都渋谷区 神奈川県横浜市
教育内容の特徴 アメリカ・カナダ・ニュージーランド・オーストラリアなど、留学先が豊富
海外大学の指定校推薦制度あり
イギリス・イタリアの提携校との交流や実地研修によって、異国の文化や貧困問題を学習するプログラムが充実している 英語と第二外国語の習得を目指す「国際コース」と世界で使える大学入学資格(IBディプロマ)の取得を目指す「国際バカロレアコース」2つのコースから選択できる
SGH指定実績 無し 有り 有り



4.まとめ

グローバル教育に強い高校で英語を学びたい!|おすすめ校9選

グローバル教育に力を入れている高校での学校生活は、カリキュラムが充実している反面、通常の高校よりもスケジュールがハードです。

英語で読み書きができれば十分なのであれば、通常の英語教育に力を入れている高校の方が相性が良いという可能性もあります。

「世界に通用する人材として、グローバルに活躍したい」のか、それとも「ただ単純に英語力をアップさせたい」のか、将来自分のなりたい姿を想像しながら学校選びをしてみてはいかがでしょうか。

グローバル教育に役立つ記事はこちら

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