何から始める?元英会話講師おすすめ”効果的な英語学習法”【幼児編】

  • 2019/10/05
  • 藤 ひつじ
今や英語教育は「必須事項」となり、幼児のうちから英語教育をはじめているご家庭も少なくありません。
しかし、未だに早期英語教育には賛否両論があり、膨大な量の情報が混在しています。
過ぎてしまった時間は二度と戻ってきませんから、しっかりと取捨選択をしていきたいですよね。

そこで今回は、バイリンガル育児や英語教育関連の本を読み漁ってきた知識と、2才~高校生までの子どもたちに英語を指導してきた経験から結論を出した、効果的な英語の学習法をご紹介していきます。 0才から順を追って年齢別にご紹介していきますが、途中から始めた場合のアドバイスもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【幼児編】では、英語教育をはじめる前の心構えと、0~3才、3~6才それぞれの時期に効果的な英語学習法をご紹介していきます。

1.英語教育をはじめる前に

articles0011

「日本語>英語」を意識

はじめに、英語教育を行う際に、大前提として意識しておきたいことをお伝えします。
それは、早期に英語教育をする場合には、より意識して「日本語を優先させる必要がある」ということです。

海外に住んでいて英語を第一言語として使用させたい場合は別ですが、日本人として日本に住む予定の方は日本語が第一言語になりますよね。 そのため、まずは日本語をしっかりと身につけ、使いこなしていく必要があるのです。

日本語は英語よりも早く・多く

日本語があふれた環境の中では問題がないようにも感じてしまいますが、つい英語に力が入りすぎて、日本語での時間がないがしろになってしまうのはあまりよくありません。
幼児期のうちには差があまりないように思えますが、年齢があがるにつれて、日本語力と英語力は比例するように伸びていきますよ。

早期英語教育を行う場合は、「英語よりも早く、英語よりも多く」日本語に触れる時間や日本語で考える時間を持つように意識していきましょう。

「日本語→英語」を意識

そこで、今回ご紹介するおすすめの英語学習法は、あえて日本語を習得する段階よりもワンテンポ遅らせた流れで組み立てています。 例えば、「3才から英語の歌を聞き始める」となっている場合は、その前の段階で、既に日本語の歌を聞き始めている、ということです。
ぜひ、英語学習に効果的な時期としてだけではなく、日本語の学習時期もイメージしながら読み進めていってくださいね。

2.効果的な年齢別学習法【0~3才】

articles0011

英語教育は必要なし

0~3才の時期には、英語教育を行う必要がないと私は考えています。 日本語の音すら知らないうちから、英語の音も一緒に与えてしまうことの影響は、「全く問題ない!」とは言いきれないからです。

クラシック音楽で耳を作る

ただし、日本語の音と英語の音とでは、網羅している周波数が全く違います。 3才頃を境にして、人間の聴覚は必要のある周波数のみを聞き取るように変化していきますから、何もしないままでは、高い周波数を持つ英語の音が聞き取りにくくなってしまうのです。

そのため、この時期にはピアノやバイオリンなどの高い周波数を持つ音を聞かせておきましょう。 お家でクラシック音楽を聞かせるだけでも十分ですが、生のピアノ演奏で歌ったり踊ったりすることができる音楽教室へ通うこともおすすめですよ。

3.効果的な年齢別学習法【3~6才(年少~年長)】

articles0011

英語の音に親しむ

3才以降には、いよいよ「英語」を導入していきます。
とはいえ、「ここから英語漬けに!」というよりは、まずは英語の音を知っておく程度のイメージでOK。

例えば、ABCソングやフォニックスソングを流したり、わらべうたや童謡にあたるナーサリーライムソングを流したりしていきます。DVDなどの映像ではなく、CDを使い耳からの情報のみで英語を聞かせてあげましょう。
ナーサリーライムには手遊びもありますから、慣れてきたら歌いながら手遊びを楽しむこともおすすめですよ。

パズルで形を知る

この時期には、アルファベットパズルもおすすめです。
「A」は「エイ」などと覚えることが目的ではなく、アルファベットの形を知ることが目的となります。
順番通りにはめていかなくてもOKですし、はめるのが難しければ並べたり積み重ねたりして好きなように遊んでもOKです。お風呂で遊べるタイプのものもありますから、ぷかぷかと浮かせたり、壁に貼ったりして遊んでも良いですね。
何度も手で触ることで、アルファベットの形に馴染んでいくことができますよ。

もしも、「これは何?」「なんて読むの?」など文字として興味を持ちはじめたなら、読み方を教えてあげて構いません。
ABCソングやフォニックスソングに合わせて、指で追いながら歌うこともおすすめです。

また、アルファベットパズルは大文字だけではなく、小文字のものも用意しましょう。
「小文字は難しいのでは…?」と思われるかもしれませんが、今後触れていく単語や文章のほとんどは小文字で成り立っていますので、形を知っておく必要があります。

英語絵本の読み聞かせ

もしも余裕があれば、英語絵本の読み聞かせも始めていきましょう。 海外絵本は、図書館や本屋さん、なければインターネットで手に入れることができますね。 英語を読む自信がない方はCD付の本を購入してもOKですが、多少たどたどしくなってしまったとしても肉声で読んであげることをおすすめします。

また、フォニックス(発音ルール)や、サイトワード(頻出単語)など、後々役に立つ英語を使って作られている絵本もありますので、そちらもおすすめですよ。

4.まとめ

articles0011
さて、今回は、英語教育をはじめる前の心構えと、0~3才、3~6才それぞれの時期に効果的な英語学習法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

幼児期は子育てが最も大変な時期でもありますので、無理は禁物です。
興味を示さない場合もありますが、CDを流していれば子どもは必ず聞いています。パズルや絵本に興味を示さないうちは、目につくところに置いておくだけでも構いません。 決して強要はせず、子どもはもちろん、親自身が楽しめる範囲で取り入れてみてくださいね。

次回の【小学生編】では、6~9才、9~12才それぞれの時期に効果的な英語学習法と、英語学習を途中から始めた場合のアドバイスをご紹介します。
〔参考〕
・斉藤淳『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語-わが子の語学力のために親ができること全て!-』ダイヤモンド社, 2017年
・沢井竜太『LDK特別特集 こども英語完全ガイド』晋遊舎, 2016年

英語・外国語の教室はこちら

英語・外国語に役立つ記事はこちら

何から始める?元英会話講師おすすめ”効果的な英語学習法”【幼児編】

バイリンガル育児や英語教育関連の本を読み漁ってきた知識と、2才~高校生までの子どもたちに英語を指導してきた経験から結論を出した、効果的な英語の学習法をご紹介していきます。
schooleyecatch