【キッズ向け】トゥシューズの選び方とカスタマイズ方法【バレエシューズ】

【キッズ向け】トゥシューズの選び方とカスタマイズ方法【バレエシューズ】
2020/07/12 2021/08/16
記事筆者: 音楽・芸術記事
【キッズ向け】トゥシューズの選び方とカスタマイズ方法【バレエシューズ】
トゥシューズを履いて踊ることは、バレエを習う少女たちにとって憧れですよね。
しかし、自分に合ったシューズやカスタマイズに出会えないこともしばしば。
プロのダンサーでさえ、自分の足に合ったトゥシューズを見つけるのに苦労する方もいます。
そこで今回は、トーシューズを履き始める方に向けて、トゥシューズの選び方とカスタマイズ方法をご紹介。
より快適に、安全にトゥシューズで踊るために、ぜひ参考にしてくださいね。

板坂采佳のプロフィール
現在、国立大学に通っており、理学部で化学を学んでいます。
イギリスとアメリカに留学経験あり。
クラシックバレエを2歳より16年間、本格的に習っていました。

1.トゥシューズの選び方の基本

【キッズ向け】トゥシューズの選び方とカスタマイズ方法【バレエシューズ】
トゥシューズを選ぶには、スニーカーなど普段用の靴よりも慎重に選ぶ必要があります。
足の形にぴったりとフィットしない場合、余計なところに力が入って痛みや怪我の原因になったりするためです。
踊っている最中に、シューズが脱げてしまう恐れも。
そこで、まずはトゥシューズ選びのポイントをご紹介します。
新しいものをショップで購入する際に気をつけなければならないのは、以下の4点です。


サイズ

まずはトゥシューズをそのまま履いて、大体のサイズを確認します。
次に、つま先にパットを詰めた状態で合わせます。
トゥシューズとパットの相性も考えなくてはならないので、セットで購入する方も多いです。
しかし、足先が痛いからという理由で詰め物をしすぎるのは禁物。
床を掴むような感覚が損なわれないよう、パット選びも慎重にしましょう。


つま先の細さ

つま先の幅が広いタイプは、つま先で立った時にバランスを取りやすいので人気です。
しかし、足の幅が狭い方は先の細いタイプをおすすめします。
サイズはぴったりなのに、少しでも窮屈な部分や違和感がある場合は、形が合っていない証拠です。


ソールの硬さ

足裏の筋肉がまだ弱いうちは、硬すぎないソールを選びましょう。
筋肉が強くなるにつれて硬いソールのトゥシューズを履きこなせるようになります。
一方、柔らかすぎるソールではトゥシューズに「乗って」しまうので、おすすめしません。
「乗る」とは、ソールが「く」の字に曲がってしまって踵が落ちて見える状態の事です。
美しく見えないだけでなく、脚全体に負担がかかってしまうので避けましょう。


甲の高さ

足の厚さもしっかり見極めることが大切です。
自分で判断できない時は、遠慮なくショップの店員に聞いてみてください。
ある程度はカスタマイズで微調整できます。

タイツの厚みを考慮する必要がありますが、ショップには試し履き用のソックスが用意されています。
そのため、タイツを履いてからショップに行く必要はありません。

2.おすすめカスタマイズ方法

【キッズ向け】トゥシューズの選び方とカスタマイズ方法【バレエシューズ】
次に、より一層足になじませて踊りやすくするためのカスタマイズ方法もご紹介します。
バレエ歴10年以上の筆者が実際にしていた方法は以下の3つです。
自分の足に合ったカスタマイズを見つけてくださいね。


つま先のすべり止め

プラットフォームと呼ばれる、トゥシューズが床に着く部分のカスタマイズです。
まず、プラットフォームのサテン生地をブラシなどで毛羽立たせます。
次に、バレエショップで販売されているレザー生地の滑り止めを接着。
剥がれるのが心配な方は、接着剤で貼り付けた後に縫い付けても良いでしょう。
また、滑り止めレザーを貼らずに糸でかがるだけのダンサーも多いです。
滑り止めだけではなく、安定感が増すという効果も期待できます。
踊っているとつるつる滑ってしまうという方は、ぜひ試してみてください。


リボンに伸縮性を持たせる

足首に巻くリボンは、伸縮性がないため、きつく結んでしまうと足首が締め付けられて痛くなってしまうこともあります。
全体的に伸縮性のあるリボンに付け替えたり、リボンを切り離してゴム素材のリボンを縫い合わせたりすると、この問題を解決できます。
ゴム素材のリボンは、ネットやバレエショップで販売されています。


脱げない工夫

サイズは合っているのにシューズが脱げてしまう場合は、踵側から足首をホールドする位置にゴムを縫いつけましょう。
また、足幅が細くて甲の部分に隙間ができる場合には、甲にゴムを縫い付けます。

縫い付けても糸が切れてしまうという方は、バレエショップで販売されている専用の糸を使うと良いですね。
プロのダンサーの中には、強度が優れているためデンタルフロスを糸代わりに使っている方もいます。

3.トーシューズの買い換え時

【キッズ向け】トゥシューズの選び方とカスタマイズ方法【バレエシューズ】
最後に、トゥシューズの買い換え時について説明します。
シューズを履き始めた頃は、足のサイズが合わなくなって買い替えることが多いです。
しかし、足裏の筋肉が強くなってくるとソールが折れてしまうことがあります。
この状態で履き続けると怪我をしてしまうので、ソールが折れたら買い替える必要があります。

4.まとめ

トゥシューズの選び方とカスタマイズ方法についてご紹介しました。
たくさん試行錯誤して、ぴったりとフィットするトゥシューズや自分の足に合うカスタマイズを見つけてくださいね。
みなさんが相性の良いトゥシューズと出会えることを願っています。



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