中学受験の勉強の範囲はどこまで?独学でやっていけるのか

  • 2019/09/15
  • 木戸明
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1.中学受験の範囲はどこまで?

中学受験をすると大学進学が有利になると、近年中学受験を目指す子どもが増えています。なぜ、大学進学が有利になるのかというと、大学入試にかけられる時間が多くなるからです。普通、中学1年で勉強する内容や中2で勉強する内容を中学受験の勉強で行っているため、私立や国立の中高一貫校に進学すると、中1の段階で公立中でいう中1・中2の勉強が終わります。
その後、1年以上先取りで授業が行えるので、中高一貫校に進学すると、高校1年生で「数学ⅡB」や「日本史」「世界史」「化学」「物理」といった勉強が終了するのです。高校2年生・3年生では大学受験へ向けた対策が行えるので、よい大学へ進学しやすくなります。

そこで気になるのが、中学受験の範囲はどこなのか、という点です。
中学受験の範囲はおおよそ「公立中でいう中学校3年生まで」の範囲が出題されます。ざっくり中学校3年生という表現をしましたが、課目によって出題範囲が異なります。

2.教科ごとの出題範囲の目安

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中学受験の場合、具体的な出題範囲は過去問に記載されています。中学受験向けのテキストと見比べて、よくうでる分野をしっかり勉強することが大切です。
ここでは、中学受験をするうえで、各教科ごとの出題範囲の目安をご紹介します。

国語

・漢字、四字熟語は高校受験よりも広範囲で出題される
・私立国立の中高一貫校の文章題は、高校入試の問題よりもやや難しいものが出題される
・論説文、説明文、物語文、詩なども出題される
・作文や古典は出題されない

算数

・小学生はマイナスがないので、連立方程式や一次関数といったマイナスを使った学習がない
・連立方程式の代わりに「つるかめ算」「面積図」などの特殊算を勉強し、中学校の数学レベルは解けるようになる
・合同や相似など図形の問題も多く存在する。ただし、マイナスがないので三平方の定理は使えないが、同等の方法を使うことが出来る

理科

・中学1年~中学3年生の内容+てんびん、ばね、輪軸といった計算問題、豆電球の問題などが出題
・内容としては中学生よりも難しい問題を取り扱い、一部高校物理や化学に近い問題も出題される

社会

・中学1年~3年の地歴公民すべて出題される
・中学校よりも、中学受験の出題範囲の方が、範囲が広く、細かい用語まで出題される
・記述もある

目指す中学校によって異なりますが、偏差値50レベルの中高一貫校の問題は、公立の高校受験よりも難しい場合が多いです。公立中では習わないことも出題されるので、学習塾に通うことがとても重要になります。

3.独学で勉強をすることが出来るのか?

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中学受験を検討する際に、学習塾へ通わせることを考えなければいけません。しかし、立地の問題や金銭的な問題で学習塾に通わせられないという家庭も多いでしょう。独学の勉強で中学受験の勉強を乗り切ることが出来るのでしょうか。

結論から言うと、限りなく難しいです。
中学受験をする子どもたちは、学校の勉強にプラスして中学校3年生以上の勉強をしなければいけません。テキストを購入しても教える人がいなければ自力で学ぶことはとても難しいです。また、本屋などで販売している市販のテキストでは問題量が少ないので、演習不足が目立ってしまいます。
志望校を決めたり、志望校に向けた模試の受験なども学習塾に通っていないと後手に回ってしまったり、デメリットがとても多いのです。中学受験を成功させるためには、学習塾での勉強がとても重要になります。

もし、両親のどちらかが中学受験をしたことがあり、基本の内容を覚えているのであれば、小4や小5までの内容であれば独学で勉強していくことが出来るかもしれません。算数や国語は学習塾で勉強をすることが重要ですが、理科や社会は比較的独学で進めやすい教科なので、金銭的に不安があるご家庭は算数や国語を学習塾で勉強し、理科・社会を独学で勉強することは可能です。学習塾が近くにない家庭は、家庭教師などに依頼するのもおすすめです。

4.小4までは独学でもやっていけることが多い

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小4の範囲の勉強は、小学校5年生・6年生で学習する内容を先取りするようなものが多いです。まだ、本格的に中学受験をするかを悩んでいるご家庭は、まず自宅で中学受験の勉強をしてみるとよいかもしれません。
算数では、小学校で学習する分数の計算や、少数のかけ算やわり算などが中心になっているので、学校の予習にもなります。もし、中学受験をするのを辞めたとしても、その勉強は無駄にはならないので、ぜひ試してみてください。

5.まとめ

中学受験をする子どもは、学校で成績の良い子が多いです。そのため、学校のテストがほとんど100点であっても、偏差値が50に届かないことも多いです。子どもがどの程度チャレンジできるのかが気になる人は、まずは小4の単元から挑戦してみるようにしましょう。

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