こどもにバレエを習わせたいけれど、どのくらい費用がかかるのか知りたいという方は多いでしょう。
そこで今回は、バレエ歴10年以上の筆者が、バレエを習う上で月謝以外にかかる費用をまとめてみました。
板坂采佳のプロフィール
現在、国立大学に通っており、理学部で化学を学んでいます。
イギリスとアメリカに留学経験あり。
クラシックバレエを2歳より16年間、本格的に習っていました。
1.日常でかかる費用
普段のレッスンにおいて、月謝以外にかかる費用は以下の通りです。
基本的には、レッスンに必要なものを購入する費用だとお考え下さい。
シューズ
布製のバレエシューズは踊っているうちに破れたり、トゥシューズは先が柔らかくなり過ぎたりします。
成長期の子どもなら、レオタードのサイズが合わなくなることもしばしば。
その場合は、シューズを買い替える必要があります。
バレエシューズは3,000円前後、トゥシューズは10,000円前後で購入可能です。
レオタード
価格は3,000円~10,000円と、やや高価です。
同じバレエ教室のお姉さんから、お下がりを頂いて着るという方もいます。
バレエショップやネットで購入できますが、お店でフィッティングしてから購入するのがおすすめ。
レオタードが気になってレッスンに集中できない、なんてことは避けたいところです。
タイツ
普通のタイツと同じように、履いていると伝線して破れてしまうこともあります。
小さな穴なら縫合すれば大丈夫ですが、筆者の場合は2~3か月に1本は購入していました。
レッスンの頻度が多い方は、洗い替えも必要です。
価格は2,000円前後と、バレエ用品の中ではやや安価。
足を怪我した時すぐに手当てできるよう、土踏まずの部分に最初から穴が開いているタイプがおすすめです。
2.発表会でかかる費用編
次に、筆者の経験から発表会にかかる費用について説明します。
バレエ教室によって異なるので、詳しく知りたい方は習っている先生に確認してくださいね。
出演料
発表会に出演する場合は、どの教室でも出演料が必要になります。
教室や出演する曲数、役によっても異なりますが、費用は30,000円~80,000円です。
衣装代
衣装代と一括りにしていますが、その内訳は主にレンタル・製作代とクリーニング代。
まず、外部から衣装をレンタルする場合はレンタル代、オリジナルで作ってもらう場合には衣装製作代が必要になります。
製作するとかなり高額になってしまいますが、後にコンクールや公演等で着る予定があるなら作っても良いでしょう。
発表会の本番が終わったら、衣装をクリーニングに出します。
ここで注意したいのが、衣装の取り扱いです。
特にレンタルした衣装の場合は、ファンデーションをつけてしまったり、スカートを踏んで破いたりしないよう細心の注意を払いましょう。
部分修理が必要な場合には、クリーニングに別途料金がかかる場合もあるためです。
写真代
ほとんどのバレエ教室が、発表会は舞台専門のカメラマンに写真撮影を依頼します。
父兄のビデオ・写真撮影が可能な場合でも、プロに任せると綺麗に撮ってもらえるので、記念に購入する方も多い印象ですね。
中には写真パネルやキーホルダーにしてもらえるサービスもあります。
メイク道具
舞台用のメイク道具を一式揃えるとなれば、かなり費用がかかってしまうのも事実です。
筆者の友人は、同じ教室のお姉さんがバレエをやめるときにもらっていました。
また、アイシャドウのラメやつけまつげなどは、100円ショップのものでも代用できます。
ファンデーションやアイライナーは、汗でも落ちにくい舞台用のものをつかうことをおすすめします。
3.その他かかる費用
最後に、普段のレッスンや発表会以外でかかる費用は、以下の3つです。
筆者がバレエを習う上でかかったものを挙げていますが、場合によっては必要ありません。
小道具
バレエでは、扇子やタンバリンを持って踊ることもあります。
本番で使う小道具は教室が貸し出す場合もありますが、練習用は自分で準備するのが基本です。
練習用の小道具は安価なものでもじゅうぶんなので、フリーマーケットのアプリなどで探してみると良いでしょう。
病院・整体
筆者は膝や足が痛くなることが多々あり、整体や病院に通って治療していました。
筋肉がまだ発達していない状態で、間違った筋肉の使い方をしまったことが原因だと考えています。
正しく身体を使ったり足に合ったシューズを履いたりすることが大前提ですが、もしも痛みが出たときには、すぐに病院や整体に行くべきです。
「これくらい大丈夫」と放置してしまうと、後々悪化する恐れもあります。
身体のメンテナンスは怠らないようにしましょう。
チュチュスカート
コンクールや発表会の練習が始まったら、練習用のチュチュスカートを着用するよう指示されることがあります。
これは、衣装を着たときの見え方や、群舞での間隔を確認するためです。
バレエショップでは10,000円前後で販売されていますが、数千円で手作りすることもできます。
4.まとめ
バレエを習うために必要な費用をご紹介しました。
かなり費用がかさむと感じた方も多いでしょう。
しかし、チュチュを手作りしたり怪我を防いだりと、節約することも可能です。
これからお子様にバレエを習わせようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。