【2020年から実施の学習指導要領】総則と各教科について解説

【2020年から実施の学習指導要領】総則と各教科について解説
【2020年から実施の学習指導要領】総則と各教科について解説
  • 今の学習指導要領ってどういうもの?
  • 習う教科に変化はあったの?
  • これからの時代に向けて有効なものなの?

2020年から実施の学習指導要領について、解説していきます。 今の学校では、各教科についてどのような教育目標を持っているのか。 変化の激しい社会に対しては、どう有効なのか。 小学校、中学校、高等学校の学習指導要領を深掘りして解説します。 高等学校については、普通学科を対象にします。 分かりやすさ重視で解説しますので、真意とズレている場合もあるかと思いますが、ご了承頂けたらと思います。


学習指導要領がどんなものか?何のために、どうやって作られているのか?ついては、「学習指導要領とは何のためにあるのか?国と学校と教育の関係についてわかりやすく解説」で詳しく解説しています。



【学習指導要領の総則と各教科】新しい学びのスタイルと各教科で身につけられる資質能力

1.冊子の構成

【2020年から実施の学習指導要領】総則と各教科について解説

学習指導要領の冊子は構成は下記の通りです。


小学校学習指導要領 中学校学習指導要領 高等学校学習指導要領
改訂 2017年(平成29)
実施 2020年(令和2年)
改訂 2017年(平成29)
実施 2021年(令和3年)
改訂 2018年(平成30)
実施 2022年(令和4年)
関係法令 関係法令 関係法令
学習指導要領
・前文
総則
各教科
学習指導要領
・前文
総則
各教科
学習指導要領
・前文
総則
各教科
学習指導要領移行措置
に関する内容
学習指導要領移行措置
に関する内容
学習指導要領移行措置
に関する内容
「義務教育学校」の関係法令 「義務教育学校」の関係法令
「中等教育学校」の関係法令 「中等教育学校」の関係法令
「幼稚園」教育要領 「幼稚園」教育要領
「小学校」学習指導要領
「中学校」学習指導要領 「中学校」学習指導要領

上記に加えて、各教科毎に解説本があります。
このページでは、総則各教科について解説します。

前文や関係法令については、「学習指導要領とは何のためにあるのか?国と学校と教育の関係についてわかりやすく解説」で詳しく解説しています。





2.総則(共通ルール)

【2020年から実施の学習指導要領】総則と各教科について解説

新しい学びのスタイル

総則は、学習指導要領を実施するにあたって共通ルールです。
ここに要点が詰まっており、「新しい学びのスタイル」について構造的に解説しています。
「新しい学びのスタイル」は、以下のようにして出来上がっています。

2020年から実施の学習指導要領は、
・何ができるようになるか?
・どのように学ぶか?
・何を学ぶか?
というポイントを議論しながら改定が進められてきました。
今までは「何を学ぶか」を中心に考えられてきましたが、
今回の学習指導要領では「何ができるようになるか?」が最重要視されてます。

「何ができるようになるか?」で目指しているのは、
「3つの柱に落とし込んだ資質・能力」を育成する
ことです。
その3つとは、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」です。

何ができるようになるか?
   ||
「3つの柱に落とし込んだ資質・能力」を育成する
①知識・技能 :何を理解しているか・何ができるか
②思考力・判断力・表現力等 :理解していること・できることをどう使うか
③学びに向かう力・人間性等  :どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

実際の社会で、子どもたちが「使える力」を身につけていく為には、「3つの柱に落とし込んだ資質・能力」の育成が必要です。 そのため各教科の目標では、その教科特有の「3つの柱に落とし込んだ資質・能力」で整理されています。
そして、「3つの柱に落とし込んだ資質・能力」の育成を実現するには、「どのように学ぶか」の充実が重要となってきます。




総則の構成

総則は、第1から第6(高等学校は第7まで)で構成されています。

小学校学習指導要領 中学校学習指導要領 高等学校学習指導要領
第1 小学校教育の基本と教育課程の役割 第1 中学校教育の基本と教育課程の役割 第1 高等学校教育の基本と教育課程の役割
第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成
第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価
第4 単位の修得及び卒業の認定
第4 児童の発達の支援 第4 生徒の発達の支援 第5 生徒の発達の支援
第5 学校運営上の留意事項 第5 学校運営上の留意事項 第6 学校運営上の留意事項
第6 道徳教育に関する配慮事項 第6 道徳教育に関する配慮事項 第7 道徳教育に関する配慮事項

高等学校だけ、「第4 単位の修得及び卒業の認定」が加わってますが、後は同じ見出しとなっています。




教育の基本と教育課程の役割(何ができるようになるか?)

「教育の基本と教育課程の役割」は、総則の第1の項に記載されています。
「何ができるようになるか?」について記載してます。教育課程が目指す役割となります。

小学校学習指導要領 中学校学習指導要領 高等学校学習指導要領
第1 小学校教育の基本と教育課程の役割 第1 中学校教育の基本と教育課程の役割 第1 高等学校教育の基本と教育課程の役割
第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成
第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価
第4 単位の修得及び卒業の認定
第4 児童の発達の支援 第4 生徒の発達の支援 第5 生徒の発達の支援
第5 学校運営上の留意事項 第5 学校運営上の留意事項 第6 学校運営上の留意事項
第6 道徳教育に関する配慮事項 第6 道徳教育に関する配慮事項 第7 道徳教育に関する配慮事項


教育課程編成の原則

各学校は、主体性を持って「創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する」必要がある。


生きる力を育む各学校の特色ある教育活動の展開

各学校は、以下のことに努める。
①確かな学力 児童や生徒が確かな学力を身に付けることができるよう、
・基礎的・基本的な知識及び技能の習得
・思考力、判断力、表現力等の育成
・主体的に学習に取り組む態度
の充実に努める。
②豊かな心(道徳教育) 道徳教育や体験活動、多様な表現や鑑賞の活動等を通して、豊かな心や創造性の涵養を目指した教育の充実に努める。
③健やかな体(体育・健康に関する指導) 児童や生徒の発達の段階を考慮して、学校の教育活動全体として取り組むことにより、健康で安全な生活と豊かなスポーツライフの実現を目指した教育の充実に努める。


育成を目指す資質・能力

各学校は、児童や生徒に知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」を育む際に、「各教科等の指導を通してどのような『資質・能力』の育成を目指すのか」を明確にしながら教育活動に努める。

資質・能力は、下記3つをバランスよく育成していく。
・知識及び技能
・思考力,判断力,表現力等
・学びに向かう力,人間性等

【2020年から実施の学習指導要領】総則と各教科について解説


カリキュラム・マネジメントの充実

各学校は、教育課程の編成、実施、評価及び改善に関する課題がどこにあるのかを明確にして、教職員間で共有し改善を行うことにより学校教育の質の向上を図り、カリキュラム・マネジメントの充実に努める。




教育課程の編成(何を学ぶか?)

「教育課程の編成」は、総則の第2の項に記載されています。

小学校学習指導要領 中学校学習指導要領 高等学校学習指導要領
第1 小学校教育の基本と教育課程の役割 第1 中学校教育の基本と教育課程の役割 第1 高等学校教育の基本と教育課程の役割
第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成
第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価
第4 単位の修得及び卒業の認定
第4 児童の発達の支援 第4 生徒の発達の支援 第5 生徒の発達の支援
第5 学校運営上の留意事項 第5 学校運営上の留意事項 第6 学校運営上の留意事項
第6 道徳教育に関する配慮事項 第6 道徳教育に関する配慮事項 第7 道徳教育に関する配慮事項


各学校の教育目標と教育課程の編成

各学校は、教育課程の編成に当たり以下のことに努める。

①「育成を目指す資質・能力」を踏まえ、各学校の教育目標を(見つめ直し)明確にする

②探求の中心である「総合的な学習の時間」と関連づけながら、教育課程を編成していく。

上記を、「家庭」「地域」とで共有する。


教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成

各学校は、教育課程の編成に当たり以下のことに努める。

①学習の基盤となる
・言語能力
・情報活用能力
・問題発見・解決能力
を育成するために、いろんな教科を横断して「資質・能力」が育成されるように教育課程を作っていく。


②育成していきたい「資質・能力」は、以下のものとなる。
・豊かな人生の実現するもの
・現代的課題に対応できるもの



教育課程の編成における共通的事項

各学校は、教育課程を編成する際、学習指導要領で示している下記の内容について必ず取り扱い、十分研究すること。
・各教科
・道徳科
・外国語活動
・特別活動
また、内容を加えたアレンジは可能だが、内容の趣旨を逸脱しないこと。


学校段階等間の接続

各学校は、下記学校間の円滑な接続が図られるように工夫する必要がある。
幼稚園(保育園など)

小学校

中学校

高等学校




教育課程の実施と学習評価(どのように学ぶか?)

「教育課程の実施と学習評価」は、総則の第3の項に記載されています。

小学校学習指導要領 中学校学習指導要領 高等学校学習指導要領
第1 小学校教育の基本と教育課程の役割 第1 中学校教育の基本と教育課程の役割 第1 高等学校教育の基本と教育課程の役割
第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成
第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価
第4 単位の修得及び卒業の認定
第4 児童の発達の支援 第4 生徒の発達の支援 第5 生徒の発達の支援
第5 学校運営上の留意事項 第5 学校運営上の留意事項 第6 学校運営上の留意事項
第6 道徳教育に関する配慮事項 第6 道徳教育に関する配慮事項 第7 道徳教育に関する配慮事項


主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善

各学校は、各教科で身につけられることの特質に応じて、下記の4つを目指す過程を重視する

・関連づけて深く理解する

・情報を精査して考えを形成する

・解決策を考案する

・思いや考えを基に創造する


言語能力の育成のためには、下記を充実していく

・言語環境を整える

・国語科を要とした言語活動

・読書活動


情報活用能力の育成のため下記の対応をして、学習活動を充実させていく

・情報を活用する環境を整備する

・各種の教材・教具を活用する



学習評価の充実

各学校は、学習評価を、組織的・計画的に推進し、学年や学校が次の段階に進む時には、学習の成果が円滑に接続されるようにする




単位の修得及び卒業の認定(高等学校のみ)

「単位の修得及び卒業の認定」は、高等学校学習指導要領の総則の第4の項に記載されています。

小学校学習指導要領 中学校学習指導要領 高等学校学習指導要領
第1 小学校教育の基本と教育課程の役割 第1 中学校教育の基本と教育課程の役割 第1 高等学校教育の基本と教育課程の役割
第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成
第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価
第4 単位の修得及び卒業の認定
第4 児童の発達の支援 第4 生徒の発達の支援 第5 生徒の発達の支援
第5 学校運営上の留意事項 第5 学校運営上の留意事項 第6 学校運営上の留意事項
第6 道徳教育に関する配慮事項 第6 道徳教育に関する配慮事項 第7 道徳教育に関する配慮事項

学校は、履修させるべき各教科・科目とその単位数を定め、その単位数に相応して指導計画を立て授業を行う。生徒の成果が各教科・科目の目標に照らして満足できると認められた場合は、単位を修得したことを認定する。
学校は、卒業までに修得すべき単位数を定める。校長は、卒業までに修得すべき単位数を修得し、特別活動の成果が満足できると認められる生徒について、全課程の修了を認定する。




発達の支援

「発達の支援」は、総則の第4(高等学校は第5)の項に記載されています。

小学校学習指導要領 中学校学習指導要領 高等学校学習指導要領
第1 小学校教育の基本と教育課程の役割 第1 中学校教育の基本と教育課程の役割 第1 高等学校教育の基本と教育課程の役割
第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成
第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価
第4 単位の修得及び卒業の認定
第4 児童の発達の支援 第4 生徒の発達の支援 第5 生徒の発達の支援
第5 学校運営上の留意事項 第5 学校運営上の留意事項 第6 学校運営上の留意事項
第6 道徳教育に関する配慮事項 第6 道徳教育に関する配慮事項 第7 道徳教育に関する配慮事項

学校は、児童や生徒にとって伸び伸びと過ごせる楽しい場であり、児童が自己肯定感をもちながら日々の学校生活を送れるようにする。 学級は、児童にとって学習や学校生活の基盤であり、学級担任の教師の営みは重要である。




学校運営上の留意事項

「学校運営上の留意事項」は、総則の第5(高等学校は第6)の項に記載されています。

小学校学習指導要領 中学校学習指導要領 高等学校学習指導要領
第1 小学校教育の基本と教育課程の役割 第1 中学校教育の基本と教育課程の役割 第1 高等学校教育の基本と教育課程の役割
第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成
第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価
第4 単位の修得及び卒業の認定
第4 児童の発達の支援 第4 生徒の発達の支援 第5 生徒の発達の支援
第5 学校運営上の留意事項 第5 学校運営上の留意事項 第6 学校運営上の留意事項
第6 道徳教育に関する配慮事項 第6 道徳教育に関する配慮事項 第7 道徳教育に関する配慮事項

各学校は、校長の方針の下に教職員が適切に役割を分担しつつ、相互に連携しながら各学校の特色を生かしたカリキュラム・マネジメントを行うよう努める。

学校は、家庭や地域社会との連携及び協働を深めることに努める。
また、高齢者や異年齢の子供など、地域における世代を越えた交流の機会を設けることに努める。




道徳教育に関する配慮事項

「道徳教育に関する配慮事項」は、総則の第6(高等学校は第7)の項に記載されています。

小学校学習指導要領 中学校学習指導要領 高等学校学習指導要領
第1 小学校教育の基本と教育課程の役割 第1 中学校教育の基本と教育課程の役割 第1 高等学校教育の基本と教育課程の役割
第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成 第2 教育課程の編成
第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価 第3 教育課程の実施と学習評価
第4 単位の修得及び卒業の認定
第4 児童の発達の支援 第4 生徒の発達の支援 第5 生徒の発達の支援
第5 学校運営上の留意事項 第5 学校運営上の留意事項 第6 学校運営上の留意事項
第6 道徳教育に関する配慮事項 第6 道徳教育に関する配慮事項 第7 道徳教育に関する配慮事項

各学校は、校長の方針の下に全教師が協力して道徳教育を展開することに努める。




3.各教科

【2020年から実施の学習指導要領】総則と各教科について解説

ここからは、小学校、中学校、高等学校の各教科毎に解説していきます。
各教科は、それぞれ下記の項目に分類されています。

①目標

②各学年の目標及び内容

③指導計画の作成と内容の取扱い


ここでは「①目標」を取り上げ、各教科で身につけて欲しい「資質・能力」について見ていきます。
各教科の「①目標」では、下記のように2つに分けて解説しています

①身につけて欲しい「資質・能力」

②「3つの柱に落とし込んだ資質・能力」の育成目標

①でその教科で身に着けて欲しい「資質・能力」を述べて、
②で「資質・能力」を「3つの柱に落とし込んだ資質・能力」で見えてくる、育成すべき具体的目標について解説しています。
つまり、各教科の「資質・能力」と、「3つの柱に落とし込んだ資質・能力」を抑えておけば、その教科を学ぶ意義が分かり、学ぶ内容が分かるというわけですね。


国語(小中高)

序文

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 言葉による見方・考え方
学習活動 言語活動
資質・能力 国語で正確に理解し適切に表現する 国語で的確に理解し効果的に表現する
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

日常生活に必要な国語の特質を理解して適切に使える力を養う

社会生活に必要な国語の特質を理解して適切に使える力を養う

生涯の社会生活に必要な国語の特質を理解して適切に使える力を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

日常生活で伝え合う力を高めて思考力や想像力を養う

社会生活で伝え合う力を高めて思考力や想像力を養う

生涯にわたる社会生活で伝え合う力を高めて思考力や想像力を伸ばす

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

言葉のよさの認識するとともに、言語感覚を養い国語の大切さを自覚し尊重して能力向上を図る態度を養う

言葉の価値を認識するとともに、言語感覚を豊かにし言語文化に関わり尊重して能力向上を図る態度を養う

言葉の価値の認識を深めるとともに、言語感覚を磨き言語文化の担い手としての自覚をもち、生涯にわたり国語を尊重して能力向上を図る態度を養う





社会(小・中)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 社会的な見方・考え方
学習活動 課題を追究したり解決したりする活動
資質・能力 グローバル化する国際社会に必要な資質・能力 広い視野に立ち、グローバル化する国際社会に必要な資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

地域、社会の仕組み、歴史や伝統文化を通して社会生活についての理解し、資料や調査を通して適切に調べまとめる技能を養う

国土と歴史、政治、経済、国際関係等に関しての理解し、調査や諸資料から効果的に調べまとめる技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

社会的事象の特色や相互の関連、意味を多角的に考えたり、課題を把握して解決に向けての関わり方を選択・判断したり、適切に表現する力を養う

社会的事象の意味や意義、特色や相互の関連を多面的・多角的に考察したり課題の解決に向けて選択・判断したり、説明や議論する力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

社会的事象について、よりよい社会を考えて主体的に問題解決する態度や、地域社会への誇りと愛情、地域社会の一員という自覚、国土と歴史への愛情、将来を担う国民という自覚、世界の国々の人々と共に生きる大切さの自覚を養う

社会的事象について、よりよい社会の実現を視野に入れ課題を主体的解決する態度や、国土や歴史への愛情、自国を愛し、平和と繁栄を図ることや、他国や他国の文化を尊重する大切さの自覚を養う





地理歴史(高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 社会的な見方・考え方
学習活動 課題を追究したり解決したりする活動
資質・能力 広い視野に立ち、グロ ーバル化する国際社会に必要な公民としての資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

現代世界の地域的特色と日本及び世界の歴史の展開に関して理解し、調査や諸資料から適切かつ効果的に調べまとめる技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

地理や歴史に関わる事象の意味や意義、多面的・多角的に考察して課題の解決に向けて構想する力や、効果的に説明したり議論する力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

地理や歴史に関わる諸事象について、課題を主体的に解決する態度や涵養される日本国民としての自覚、我が国の国土や歴史に対する愛情、他国や他国の文化を尊重することの大切さについての自覚を養う





公民(高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 社会的な見方・考え方
学習活動 現代の諸課題を追究したり解決する活動
資質・能力 広い視野に立ち、グローバル化する国際社会に必要な公民としての資質・能力の基礎
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

選択・判断の手掛かりとなる概念や理論及び倫理、政治、経済などに関わる現代の諸課題について理解し、諸資料から様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

地現代の諸課題について多面的・多角的に考察したり解決に向けて公正に判断したり、構想したことを議論する力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

よりよい社会の実現を視野に、現代の諸課題を主体的に解決しようとする態度や、多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵養される、人間としての在り方生き方についての自覚、自国を愛し、その平和と繁栄を図ることや、各国が相互に主権を尊重し、各国民が協力し合うことの大切さについての自覚を養う





算数(小)・数学(中高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 数学的な見方・考え方
学習活動 数学的活動
資質・能力 数学的に考える資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

数量や図形などについての基礎的・基本的な概念や性質などを理解し、日常の事象を数理的に処理する技能を養う

数量や図形などについての基礎的な概念や原理・法則などを理解し、事象を数学化、数学的に解釈、数学的に表現・処理したりする技能を養う

数学における基本的な概念や原理・法則を体系的に理解し、事象を数学化、数学的に解釈、数学的に表現・処理したりする技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

日常の事象を数理的に捉え見通しをもち筋道を立てて考察する力、基礎的・基本的な数量や図形の性質などを見いだし統合的・発展的に考察する力、数学的な表現を用いて事象を簡潔・明瞭・的確に表したり目的に応じて柔軟に表したりする力を養う

数学を活用して事象を論理的に考察する力、数量や図形などの性質を見いだし統合的・発展的に考察する力、数学的な表現を用いて事象を簡潔・明瞭・的確に表現する力を養う

数学を活用して事象を論理的に考察する力、事象の本質や他の事象との関係を認識し統合的・発展的に考察する力、数学的な表現を用いて事象を簡潔・明瞭・的確に表現する力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

数学的活動の楽しさや数学のよさに気付き、問題解決する態度、算数で学んだことを生活や学習に活用する態度を養う

数学的活動の楽しさや数学のよさを実感して粘り強く考え、数学を生活や学習に生かす態度、問題解決の過程を振り返って評価・改善する態度を養う

数学のよさを認識し積極的に数学を活用する態度、粘り強く考え数学的論拠に基づいて判断する態度、問題解決の過程を振り返って考察を深めたり、評価・改善する態度や創造性を養う





理科(小中高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 自然に親しむ理科の見方・考え方 自然の事物・現象に関わる理科の見方・考え方
学習活動 見通しをもった観察、実験活動
資質・能力 自然の事物・現象についての問題を科学的に解決するために必要な資質・能力 自然の事物・現象を科学的に探究するために必要な資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

自然の事物・現象についての理解し、観察、実験などに関する基本的な技能を養う

自然の事物・現象についての理解を深め、科学的に探究するために必要な観察、実験などに関する基本的な技能を養う

自然の事物・現象についての理解を深め、科学的に探究するために必要な観察、実験などに関する技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

観察、実験などを行い、問題解決する力を養う

観察、実験などを行い、科学的に探究する力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

自然を愛する心情や主体的に問題解決しようとする態度を養う

自然の事物・現象に進んで関わり、科学的に探究しようとする態度を養う

自然の事物・現象に主体的に関わり、科学的に探究しようとする態度を養う





生活(小)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 身近な生活に関わる見方・考え方
学習活動 具体的な活動や体験
資質・能力 自立し生活を豊かにしていくための資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

自分自身、身近な人々、社会及び自然の特徴やよさ、それらの関わり等に気付き、生活上必要な習慣や技能を身に着ける

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

身近な人々、社会及び自然を自分との関わりで捉え、自分自身や自分の生活について考え、表現できる力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

身近な人々、社会及び自然に自ら働きかけ、意欲や自信をもって学んだり生活を豊かにしようとする態度を養う





音楽(小中)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 音楽的な見方・考え方
学習活動 表現及び鑑賞の活動 表現及び鑑賞の幅広い活動
資質・能力 生活や社会の中の音や音楽と豊かに関わる資質・能力 生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

曲想と音楽の構造などとの関わりについて理解し、表したい音楽表現をするために必要な技能を養う

曲想と音楽の構造や背景などとの関わり及び音楽の多様性について理解し、創意工夫を生かした音楽表現をするために必要な技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

音楽表現を工夫することや、音楽を味わって聴ける力を養う

音楽表現を創意工夫することや、音楽のよさや美しさを味わって聴ける力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

音楽の楽しさ体験を通して音楽を愛好する心情と感性を育み、音楽に親しむ態度と豊かな情操を養う

音楽の楽しさ体験を通して音楽を愛好する心情を育み、音楽に対する感性を豊かにし親しんでいく態度と豊かな情操を養う





図画工作(小)、美術(中)、芸術(高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 造形的な見方・考え方 各科目における見方・考え方
学習活動 表現及び鑑賞の活動 芸術の幅広い活動
資質・能力 生活や社会の中の形や色などと豊かに関わる資質・能力 生活や社会の中の芸術や芸術文化と豊かに関わる資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

対象や事象を捉える造形的な視点について自分の感覚や行為を通して理解し、材料や用具を使い、表し方などを工夫して創造的につくったり表したできる技能を養う

対象や事象を捉える造形的な視点について理解し、表現方法を創意工夫し、創造的に表せる技能を養う

芸術に関する各科目の特質について理解し、意図に基づいて表現するための技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

造形的なよさや美しさ、表したいこと、表し方などについて考え、創造的に発想や構想をしたり、作品などに対する自分の見方や感じ方を深められる力を養う

造形的なよさや美しさ、表現の意図と工夫、美術の働きなどについて考え、主題を生み出し豊かに発想し構想を練ったり、美術や美術文化に対する見方や感じ方を深められる力を養う

創造的な表現を工夫したり、芸術のよさや美しさを深く味わえる力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

つくりだす喜びを味わうとともに感性を育み、楽しく豊かな生活を創造しようとする態度と豊かな情操を養う

美術の創造活動の喜びを味わい、美術を愛好する心情を育み、感性を豊かにし、心豊かな生活を創造していく態度と豊かな情操を養う

生涯にわたり芸術を愛好する心情を育み、感性を高め、心豊かな生活や社会を創造していく態度と豊かな情操を養う





家庭(小高)、技術・家庭(中)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 生活の営みに係る見方・考え方 生活の営みに係る見方・考え方、技術の見方・考え方 生活の営みに係る見方・考え方
学習活動 衣食住などに関する実践的・体験的な活動 生活や技術に関する実践的・体験的な活動 実践的・体験的な学習活動
資質・能力 生活をよりよくしようと工夫する資質・能力 よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築に向けて、生活を工夫し創造する資質・能力 よりよい社会の構築に向けて様々な人々と協働し、男女が協力して主体的に家庭や地域の生活を創造する資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

家族や家庭、衣食住、消費や環境などについて、日常生活に必要な基礎的な理解と技能を養う

生活と技術についての基礎的な理解と技能を養う

人間の生涯にわたる発達と生活の営みを総合的に捉え、家族・家庭の意義や社会との関わりについて理解を深め、生活を主体的に営むために必要な理解と技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

日常生活の中から問題を見いだして課題を設定し、様々な解決方法を考え、実践を評価・改善し、考えたことを表現するなど、課題を解決する力を養う

生活や社会の中から問題を見いだして課題を設定し、解決策を構想し、実践を評価・改善し、表現するなど、課題を解決する力を養う

家庭や地域及び生活の中から問題を見いだして課題を設定し、解決策を構想し、実践を評価・改善し、考察したことを根拠に基づいて論理的に表現するなど、生涯を見通して生活の課題を解決する力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

家庭生活を大切にする心情を育み、家族や地域の人々との関わりを考え、家族の一員として生活をよくしようと工夫する実践的な態度を養う

よりよい生活の実現や持続可能な社会の構築に向けて、生活を工夫し創造する実践的な態度を養う

よりよい社会の構築に向けて様々な人々と協働し、地域社会に参画したり、自分や家庭、地域の生活を主体的に創造する実践的な態度を養う





体育(小)、保健体育(中、高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 体育や保健の見方・考え方
学習活動 課題を見付け、その解決に向けた学習過程 課題を発見し、合理的な解決に向けた学習過程 課題を発見し、合理的、計画的な解決に向けた学習過程
資質・能力 心と体を一体として捉え、生涯にわたって心身の健康を保持増進し豊かなスポーツライフを実現するための資質・能力 心と体を一体として捉え、生涯にわたって心身の健康を保持増進し豊かなスポーツライフを継続するための 資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

特性に応じた各種の運動の行い方や身近な生活における健康・安全について理解を養う

運動の特性に応じた技能や個人生活における健康・安全について理解を養う

運動の特性に応じた技能や社会生活における健康・安全について理解を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

運動や健康についての自己の課題を見付け、その解決に向けて思考判断し他者に伝える力を養う

運動や健康についての自他の課題を発見し、合理的な解決に向けて思考判断し他者に伝える力を養う

運動や健康についての自他や社会の課題を発見し、合理的、計画的な解決に向けて思考判断し他者に伝える力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

運動に親しみ健康の保持増進と体力の向上を目指し、楽しく明るい生活を営む態度を養う

生涯にわたって運動に親しみ健康の保持増進と体力の向上を目指し、明るく豊かな生活を営む態度を養う

生涯にわたって継続して運動に親しみ健康の保持増進と体力の向上を目指し、明るく豊かで活力ある生活を営む態度を養う





外国語(小中高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 外国語コミュニケーションの見方・考え方
学習活動 外国語を聞く、読む、話す、書くことの言語活動 外国語を聞く、読む、話す、書くことの言語活動やこれらの統合的な言語活動
資質・能力 コミュニケーションの基礎となる資質・能力 簡単な情報や考えなどを理解し、表現したり伝え合う資質・能力 情報や考えなどを的確に理解し、適切に表現したり伝え合う資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

外国語の音声や文字、語彙、表現、文構造、働きについて日本語と外国語との違いの気付きや理解と、読み書きに慣れ親しみ、聞く、読む、話す、書くことに活用できる基礎的な技能を養う

外国語の音声や語彙、表現、文法、言語の働きなどを理解し、聞く、読む、話す、書くことに活用できる技能を養う

外国語の音声や語彙、表現、文法、言語の働きなどの理解を深め、聞く、読む、話す、書くことに活用できる技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

身近で簡単な事柄について、聞いたり話したりするとともに、音声で十分に慣れ親しんだ外国語の語彙や基本的な表現を推測しながら読んだり、語順を意識しながら書いたりして、自分の考えや気持ちなどを伝え合う基礎的な力を養う

日常的社会的な話題について、簡単な情報や考えなどを外国語で理解したり、表現や伝え合う力を養う

日常的社会的な話題について、情報や考えの概要や要点、詳細、話し手や書き手の意図などを外国語で的確に理解したり、適切な表現や伝え合う力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

外国文化に対する理解を深め、他者に配慮しながら、主体的に外国語でのコミュニケーションを図ろうとする態度を養う

外国文化に対する理解を深め、聞き手、読み手、話し手、書き手に配慮しながら、主体的に外国語でのコミュニケーションを図ろうとする態度を養う

外国文化に対する理解を深め、聞き手、読み手、話し手、書き手に配慮しながら、主体的、自律的に外国語でのコミュニケーションを図ろうとする態度を養う





情報(高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 情報に関する科学的な見方・考え方
学習活動 情報技術を活用して問題の発見・解決を行う学習活動
資質・能力 情報と情報技術を適切かつ効果的に活用し、情報社会に主体的に参画するための資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

情報や情報技術を活用して問題を発見解決する方法についての深い理解を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

様々な事象を情報とその結び付きとして捉え、問題の発見・解決に向けて情報と情報技術を適切かつ効果的に活用する力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

情報と情報技術を適切に活用し情報社会に主体的に参画する態度を養う





理数(高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 数学的な見方・考え方と理科の見方・考え方を組み合わせた見方・考え方
学習活動 探究の過程
資質・能力 課題を解決するために必要な資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

対象とする事象の探究に必要な知識及び技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

多角的、複合的に事象を捉え、課題を設定と探究をして解決する力と創造的な力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

・様々な事象や課題に向かって粘り強く考え行動し、課題の解決や新たな価値の創造に向けて積極的に挑戦する態度を養う

・探究の過程を振り返って評価・改善する態度及び倫理的な態度を養う





特別の教科道徳(小中)

序文

小学校 中学校 高等学校
学習活動 自己を見つめ、物事を多面的・多角的に考え、自己の生き方についての考えを深める学習 自己を見つめ、物事を広い視野から多面的・多角的に考え、人間としての生き方についての考えを深める学習
資質・能力 道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度




外国語活動(小)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 外国語コミュニケーションの見方・考え方
学習活動 外国語による聞くこと、話すことの言語活動
資質・能力 コミュニケーションを図る素地となる資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

言語や文化について体験的に理解を深め、日本語と外国語との音声の違い等に気付き、音声や基本的な表現に慣れ親しめる技能を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

身近で簡単な事柄について、外国語で聞いたり話したりして自分の考えや気持ちなどを伝え合う力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

言語や文化の理解を深め、主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う





総合的な学習の時間(小中)、総合的な探究の時間(高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 探究的な見方・考え方 探究の見方・考え方
学習活動 横断的・総合的な学習
資質・能力 課題を解決し、自己の生き方を考えていく資質・能力 課題を発見し解決していく資質・能力
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

課題に関わる概念を形成し、探究的な学習のよさを理解を養う

課題に関わる概念を形成し、探究の意義や価値を理解を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

実社会や実生活の中から問いを見いだし、自分で課題を立て、情報を集め、整理・分析して、まとめ・表現する力を養う

実社会や実生活と自己との関わりから問いを見いだし、自分で課題を立て、情報を集め、整理・分析して、まとめ・表現する力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

積極的に社会に参画しようとする態度を養う

新たな価値を創造し、よりよい社会を実現しようとする態度を養う





特別活動(小中高)

小学校 中学校 高等学校
見方・考え方 集団や社会の形成者としての見方・考え方
学習活動 様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、集団や生活上の課題を解決する活動
3つの柱 具体的な育成目標
小学校 中学校 高等学校
知識・技能
何を理解しているか・何ができるか

集団活動の意義や必要なこと理解し、行動の仕方を身に付ける態度を養う

思考力・判断力・表現力等
理解していること・できることをどう使うか

集団や生活の課題を見いだし、解決するために話し合い、合意形成や意思決定できる力を養う

学びに向かう力・人間性等
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか

自己の生き方の考えを深め自己実現を図ろうとする態度を養う

人間としての生き方の考えを深め、自己実現を図ろうとする態度を養う

人間としての在り方生き方の自覚を深め、自己実現を図ろうとする態度を養う



4.まとめ

2020年から実施されている学習指導要領の総則と各教科について解説しました。
各教科については、指導要領にもっと細かく大量に記載されていますが、そこまで踏み込んでしまうと、全体像がぼやけてしまうのでここではとりあげませんでした。

この新しい学習指導要領に触れ、現在の日本の教育をもう一度見つめなおし、「子どもたちにどうファシリテーションしてあげるのがいいのか?」考えるきっかけになってもらえたら嬉しいです。



参考書籍・記事等


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