こういった疑問に答えます。
最近STEAM教育という言葉を耳にするようになりました。その言葉が科学、技術、工学、アート、数学の5つの領域の頭文字というのは検索すればすぐに分かります。でもその5つを学ぶことで何が変わるのかがいまいちピンとこないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、STEAM教育を受けるとどうなるのか?を中心に解説します。
この記事を読むことで、STEAM教育に対する意識が変わり、子どもの教育への向き合い方が変わることと思います。
本記事の内容(目次)
・工業立国を目指す
・ものづくりに資本や人材を集中
・学習指導要領に基づいて、基礎知識をきっちりと習得させていくシステム。
・系統立てて配置された学習内容を、順番に学習していく
・現代は高度な知識労働が重要
・大量のデジタル情報を効率よくマネジメントするスキルが必要
・自由に発想し(前例のない問題)に創意工夫で解を見いだす能力が必要
・生徒が主体となって積極的に問題解決し、必ずしも明瞭な解答の出ない状況にも対応するための学習トレーニングが必要。
・斬新な解決案や多様なオプションを考える力を伸ばし、実社会での即戦力として育てる。
日本におけるSTEAM教育については、「STEAM教育の学校教育での展開について。文部科学省の新学習指導要領との関係についても解説」で詳しく解説しています。
STEAM教育を受けた人達は、これまで関連性が低いとされてきた複数の領域を繋いで、様々なものを活性化させようとする姿勢が身につくようになります。
また、未完成であることに対して包容力が高いです。
STEAM教育を受けた人の3つの特徴
アクティブラーニングについては、「第8回全面改定の学習指導要領が目指す姿。改定のポイントと考え方を解説」で詳しく解説しています。
・現実に即している
・多くの人の興味を誘う
テーマを選ぶことがポイントです。情報社会(Society 4.0)に続く、ポスト情報社会といわれる新しい社会(Society 5.0)は、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会といわれてます。
この新しい時代に求められているのは、国や企業の開発競争に勝つことでも、テクノロジーで世界を満たすことでもありません。
この世界を、すべての人々にとって「優しい場所」に戻せるかです。
次世代を支えるリーダーは、文系か理系といった二項対立的な枠組みを超え、
自分で設定した課題に対して、テクノロジーを使いこなすだけでなくクリエイティブな発想も駆使して試行錯誤するマインドセットが求められるのです。