ここまで読んで、
「そもそも子供にグローバル教育を受けさせる意味はあるの?」
と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。
自国について知り、他国への理解を深めるというのは、「将来にどう活かすか」という点を度外視しても非常に重要な考え方です。
子どもに限らず、現代社会を生きる私たち大人にとっても、グローバルな視点を持つことに意味はあります。
ただし、第一言語が育っていない状況で学ぶことに意味があるのか、本人に学ぶ意思がないうちから学ばせる必要があるのかなど、疑問視されている面があるのも事実です。
「将来就職に有利だから」
「バイリンガルに育てたいから」
といった具体的な見返りを期待してしまうと、それが達成されなかったとき「意味がない」と思ってしまうかもしれません。
「子どものうちから、多様な価値観に触れてほしい」
「自分と異なる文化や歴史で育ってきた人たちへの理解を深めてほしい」
このようなグローバル教育の本質的な部分を学んでほしいのであれば、その後お子さんがどんな道に進んだとしても、「意味があった」と思えるのではないでしょうか。